2024.02.11
つい先頃、「アルヒハイマー」に罹ったパソコンに、外付けで繋いでいたHDD から少しずつ本体にファイルを移した。 その中で、久し振りに目にした。
トラークルの詩「カスパル・ハウザーの歌」
私の許には、弥生書房の「トラークル詩集」(古本で購入)しかないので、使い始めた頃、「複合機」で、スキャンしたものであろう。
また、この書籍、
* カスパー・ハウザー 福武文庫
* 福武書店は、もう倒産したのでしょうか。 文庫本ながら、興味深い書を出していたのですが・・・・。
良きものであれば、どこかの出版社が、刊行する事も期待できますが・・・・。
名前が、「福武」「福村」と似ていますが、先に出版されたものが、未だに健在(品切れになっていない様です)で、新たに出版された物が、入手出来ない様態です。
訳者も違いますが、詳しいことは解りません。
哲学者フォイエルバッハの父によるカスパール・ハウザー伝説の原典。
本訳のほかに福村出版『野生児の記録』シリーズに収録されていますが、こちらは英訳からの重訳です。
また種村季弘氏の解説書『謎のカスパール・ハウザー』も登録されています。
* 謎のカスパール・ハウザー 種村季弘/著
出版社名 河出書房新社
要旨
1828年、ライン連邦バイエルン王国に奇妙な少年が出現した。穴のなかにひとりで暮らし、言葉もほとんど知らなかったこの孤児は、数人の養父のもとで教育を施されるが、五年後に何者かによって暗殺されてしまう。この少年は果してだれだったのか?著者は新たな視点からこの謎に挑戦し、正体不明の少年の生涯の秘密を推理しようとする。すべての点で確たるアイデンティティを欠いたこの捨て子は、体制に安住した人々にとっては、異物であり、危険きわまりない存在であった。著者はこの点に、主観や秩序を形成する言葉と実存の本質的な問題を見いだし、また少年の謎の生涯に、裏返しのエディプス物語と、捨て子の時代ともいうべき現代に氾濫するカスパール・ハウザー状況の祖型を読みとり、家族神話の崩壊、父親なき社会の予言者として少年を位置づける。
上のこの書、ヤフオク! で見つけ、購入したが、北海道からの為か、未だに届かない。
以前メルカリで注文したことが有ったが、「金だけ受け取って、あとは梨のつぶて」
メルカリは、相手に伝えたと言うが、それも不明だ。相手から私の許には、何の連絡も無い。
この様な、体であるので、その後、メルカリを相手にしていない。 皆様もご注意を!?
どこか、なぜか懐かしくYouTube で調べてみた。 10指に余る物があり、そこそこみることが出来る。
日本では、ペーター・ハントケ作品を台本にした舞台劇があるようだ。
* カスパー
要旨
19世紀初頭の実在の人物カスパー・ハウザーを、現代を生きる孤独な個人としてよみがえらせた比類のない衝撃的“言葉の拷問劇”。40年ぶりとなる新訳完成!
著者紹介
1942年オーストリア、ケルンテン州生まれ。オーストリアを代表する作家、劇作家、映画脚本家。大学在学中に発表した小説『雀蜂』と戯曲『観客罵倒』で衝撃的なデビューをとげる。2019年にノーベル文学賞を受賞
池田 信雄 (イケダ ノブオ)
1947年東京生まれ。ドイツ文学者
19世紀最大のミステリー カスパー・ハウザー
【実話】生まれて16年 暗闇に幽閉・誰とも出会わず育った少年「カスパーハウザー」
現代社会でも、ロマンス・ラブを楽しんだ結果か、「30歳」にもなる女性が、戸籍にも載っていなかった・・・・・。
プライバシーに阻まれての事もあろうが、多くは語られていない。 周囲の方たちは、何を見ていたのであろうか・・・・。